こんにちは、デンスケです!
令和6年度技術士第二次試験に独学で合格実績のある”デンスケ”が、”最新”の技術士試験の合格ノウハウを伝えたいと思います。
今回は、問題Ⅱの攻略方法について解説したいと思います。
問題Ⅱは、大きく2パート(Ⅱー1とⅡー2)に分かれます。前半パート(Ⅱー1)は4題中1題を選択して回答します。後半パート(Ⅱー2)は、2題中1題を選択して回答し、設問は(1)から(3)まであります。
問題Ⅱー1
<代表的な問題文>
専門用語の概要、特徴について問われる。
(例)電力系統用変電所に使用されている調相設備の設置目的について説明し、調相設備の種類を3つ挙げ、それぞれの概要、特徴について述べよ。
<問われるコンピテンシー>
専門的学識、コミュニケーションのみ。(両コンピテンシーは筆記試験の全ての設問において評価対象となっています)
ここは端的に、専門用語に対する知識をわかりやすく伝えるように留意するだけです。箇条書きで記載してもよいと思います。選択科目(問題Ⅱ、Ⅲ)で3時間半の時間が与えられますが、デンスケの場合、Ⅱー1を最後に回答することにしていました。Ⅱー1は、時間が不足ぎみでもざっと回答が書くことができ、最悪、書きかけになってしまったとしても、部分点がとりやすいと考えたためです。
試験勉強をしていくと、不安がつのり、専門用語を多く覚えるのに時間を使いたくなりがちです。しかし、Ⅱー1は4題中、1題のみ回答するだけですし、その1題の中でも何らかの回答が書ければ部分点が狙えるわけですので、専門用語を覚えるための勉強に時間を割くのは非効率とデンスケは考えます。試験勉強の優先順位としては、コンピテンシーを押さえた回答文章作成をしっかりできるような練習に時間をさく方がのぞましいでしょう。
問題Ⅱー2(1)
<代表的な設問文>
出題トピックス(責任者として何らかのプロジェクト業務を推進する)について、調査、検討すべき事項とその内容について説明せよ。
<問われるコンピテンシー>
専門的学識、コミュニケーションのみ。(両コンピテンシーは筆記試験の全ての設問において評価対象となっています)
問題Ⅱー1に続き、問題Ⅱー2(1)についても、専門的学識、コミュニケーション以外のコンピテンシーは問われません。設問(2)の回答につながるように調査、検討項目を挙げることを考えつつ、設問(2)以降でアピールしたいコンピテンシーの内容まではここに書いてしまわないように留意しましょう。
デンスケの場合、①特性の把握、②設備仕様検討、③現地施工検討 の3つに分けて、調査検討項目を記載するパターンを基本としていました。
問題Ⅱー2(2)
<代表的な設問文>
業務を進める手順について、留意すべき点、工夫を要する点を含めて述べよ。
<問われるコンピテンシー>
マネジメント:業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において,品質,コスト,納期及び生産性とリスク対応に関する要求事項,又は成果物(製品,システム,施設,プロジェクト,サービス等)に係る要求事項の特性(必要性,機能性,技術的実現性,安全性,経済性等)を満たすことを目的として,人員・設備・金銭・情報等の資源を配分すること。
設問文にて業務手順について問われており、マネジメントのコンピテンシーにおいても「業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において」の表現があることから、業務断面ごとに区切って、回答する必要があります。デンスケの場合、①仕様決定・発注断面、②現地施工断面、③運転開始後 の3つに分けて、業務手順と留意点を記載するパターンを基本としていました。断面が偏らないように、計画、実行、検証、是正が含まれるように設定するのがよいと思います。
また、品質、コスト、納期、生産性、リスク対応等の要求事項を満足させるため、リソース(人員・設備・金銭・情報等)を”配分”するという点をアピールしましょう。
問題Ⅱー2(3)
<代表的な設問文>
業務を効率的、効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。
<問われるコンピテンシー>
リーダーシップ:業務遂行にあたり,明確なデザインと現場感覚を持ち,多様な関係者の利害等を調整し取りまとめることに努めること。海外における業務に携わる際は,多様な価値観や能力を有する現地関係者とともに,プロジェクト等の事業や業務の遂行に努めること。
リーダーシップのコンピテンシーについて問われています。リーダーシップといっても、「部下を鼓舞して引っ張った」という類のものではなく、「多様な関係者の利害等を調整し取りまとめること」が定義です。「多様な」と書かれていることから、視野を広げ、考えられる関係者をできるだけ多く書くようにした方がよいと思われます。
デンスケの回答実例を以下に参考記載します。
①クライアント:初期段階でクライアントのニーズ、方向性を確認し、議事録などで共有することで、後戻りなく進める。
②規制担当官庁:必要な手続き、リードタイムを確認の上、計画的に進める。
③機器納入・現地施工業者:機器納入、現地施工のリードタイムを確認し、無理のない工程を立てる。工程表は関係者で共有し、認識を合わせた上で進める。
④近隣住民:工事車両の通行など、事前に周知し、理解を得た上で進める。工事期間中は交通誘導員を配置するなど、近隣住民への影響を最小化するよう努める。
その他留意事項
デンスケは問題Ⅱー2を初めて見たとき、自分には難しいと感じました。なぜなら、プロジェクト責任者どころか、工事を実施した経験すらないためです。そんな中で、業務手順や留意点を述べろといわれたって・・・という感じです。皆さんはどう感じましたか?
しかし、実際のところ、過去2回の受験実績の中で、安定した得点源になっていたのが問題Ⅱでした。回答文字数のわりに、設問が区分されているため、慣れてくると回答しやすいと思います。実務経験がなくても、問われているコンピテンシーを理解し、アピールポイントを押さえておけば、十分に対処が可能ですので、不安を感じる必要はないですよとお伝えしたいです。
